Say@New Zealand

NZにワーキングホリデー中の29歳です☺︎

短期留学@カナダ 〜part 4〜

こんにちはSayです。

 

カナダの短期留学の最中、私はとても1ヶ月とは思えない濃い時間を過ごした感覚でした。

 

実は所持金は3万円分のドルのみで生活しようとしていたため、毎日のランチを買うのに$1ショップに行き、ピクルスや缶詰を買って毎日ちょっとずつ食べていたひもじい生活も良い思い出です。

 

Natalieとは特にたくさんの時間を過ごしました。街にビンテージの服を買い物に出たり、ショッピングモールでフラフラしたり。

特に楽しかったのはToronto Zoo。普通の動物園なのですが、私たちの行った真冬の平日にはほぼお客さんがおらず、二人であーだこーだ言いながら回り、誰もいないのでライオンに話しかけようなどと変なノリになり、遠吠えをしたりしていました。笑

そんな私たちの横を通り過ぎた、ワイルドライフのTVに出てきそうないかついトラックから飼育員のおじさんが降りてきて「この中に興味があるか?」と、奥の見えない分厚い扉を指さしました。何がいるのかもわかりませんでしたが、二つ返事でYESした私たちをそのトラックに乗せてくれて、大きな扉の奥へ。少し走らせると、そこには外に出されていないいろんな動物が隠れていて、どの動物もおじさんがくるとぞくぞくと近づいてきました。おじさんは私たちにも餌をあげさせてくれて、最高の思い出になりました。

 

私たちはZooに行くまでに電車からバスへと乗り継いだのですが、事前に、乗り継ぐその駅は怖い人がたくさんいるからという情報があり、私たちの警戒の大きさと歩くスピードの速さはすごいものでした。笑

あとあと考えると、夜まで人の賑わう”繁華街”だというだけのものだったのですが、まだまだ旅慣れない私たちの警戒心、すごかったです。あの頃の気持ちはいつまでも持っていたい。慣れて、舐めてかかったって何もかっこよくない。自分のセンサーを張りめぐらして、肌で感じて、やっとその街の印象を持つ。そうすることで、旅はより思い出深いものになるんだと思っています。

 

Torontoでは、酔っ払いやヤク中の人にしつこく絡まれたり、大きな男の人に追っかけられたりした怖い経験もありました。友達の中では、バスの中で寝ていたら高価な指輪をしている指ごと切られかけたり、歩いていてバッグをひったくられた人や、知らぬ間にお金を盗まれた人もいました。

 

どんなにたのしくて安全そうに見えても、犯罪者はいます。おかしな人もいます。普段とは違う国や街ですから、想像もしないところから傷つけられることもあります。細心の注意をはらって生活しなければなりません。自分の身は自分で守ること。その上で旅行や留学は最高のものになります。私はカナダで、それを身にしみて感じました。

”察する文化”の日本人にはやっぱりまだまだ、NOと言うことに抵抗があると思います。「わたしのためにやってくれたんだもんな、いらないなんていったら傷つくよなあ」とか「みんながいくっていってるのに怖いなんていったら恥ずかしいよなあ」とか。でも、海外に出ると自分の測りでYESやNOをしっかり伝えることはとても大事なことです。自分の意見や意志があってはじめて、人との会話や関係が成り立つんですよね。

前回、Seattleの短期留学では、NOが言えずに食事ごとに地獄をみていた私。今回のホームステイでは、食事の回数も量も味も、ちょうどよかったのでNOを言う機会などはなかったのですが、今回は20歳にして海外に来ていますので、友達から良くない誘いなどを受けることもありました。とても勇気がいることだったけど、NOということで自分を守り、その上でできた思い出、その上で近くにいてくれて好きだと思えた人との出会いだからこそ、今でも大事にできているのだと思います。

 

まだまだカナダでの思い出は尽きません。書いているととても幸せな気分になるし、思い返すと、やはりコレがあっての今なのだなあと。毎回思いますが。

何気ない今日も、きっといつかの何かに繋がっているのだとおもうと、おもしろいですね。

 

今日も素敵な1日になりますように!