Say@New Zealand

NZにワーキングホリデー中の29歳です☺︎

グループ旅行@サイパン

こんにちはSayです。

 

ニュージーランドはいよいよ真夏だなという日差しになってきました!

日本は真冬なんですよね。地球って不思議。

 

さて、初めての自力海外韓国に引き続き数ヶ月後にサイパンの予約をいたしました!

おなじみのChaと、Ai、Miちゃんの4人で旅立ちました。

それにしてもサイパンも格安で行ったんですよ。確か2泊で3万円ちょっとだったと思います。カレンダーで一番安い日を狙いました。大学生って時間に融通が利くので、コスパの良い生活が送れますよね。

 

今回は、旅行会社のツアーをつけました。その方が安かったんです。

バスでサイパン島内の案内をしていただいたのですが、日本が統治していた時代の話やその後の戦争の話を聞き、その跡地を巡りました。はずかしながら私は歴史を学んでこなかった人間なのですが、このツアーをきっかけに歴史に興味を持ったのを覚えています。

 

なんで歴史の授業がつまらなかったのか、それは義務教育当時の私に、歴史で学ぶことは他人事すぎたからだと気付きました。過去のこと?本当にそんなことがあったのかもわからないし、そんな人がいたのかも知らない。知らない人が誰ともめて戦争になって、この国があの国とむかしはひとつだったとか、だからなんだ、いまの自分に関係のないことなど興味がない。ってことだったのだと思います。

ただここで、過去のことが、今の私達を作っていることにやっと気づいてきたのでしょう。気づくのが遅すぎたかもしれませんが、良いきっかけとなりました。ツアーをつけると回りたいところを自由に見ることができないし…と、今はツアーに少し嫌悪感を抱いていますが、こう思い返すと今後の私を変えるとても意味のあるチョイスだったなと思います。

 

一番に衝撃を受けたのが”バンザイクリフ”という断崖でした。

その場に着いたとき、なんて美しいところなんだろうと感動したのもつかの間、ガイドさんが「ここで天皇陛下万歳大日本帝国万歳といってたくさんの日本人が自決をしました」と説明をしてくださいました。なんでそんなことをしなければいけなかったのか、みんな正気でやっていたのか。知識不足の上、平和ボケをしている私には一切理解ができなかったけれど、涙がこみあげてきました。

 

旅も2回目の私、ちょっと背伸びして「本やガイドに載らないようなところにいってみたい」という好奇心が生まれました。歩いていて見つけた、明らかにローカルすぎる見かけの小さなレストランには、現地の人がたくさんいました。わくわくして入るとそこはフィリピン料理のお店。ブッフェのような形式でいくつかの料理が並んでいたのですが、ここでまた衝撃。ほぼ全ての料理に、大きめの魚の頭が入れられていて、私がそのうちの一つをオーダーすると「魚の目はいりますか?」との質問をされました。「いるわけあるかー!」と断りましたが、後ろに並んでいたお兄さんが「魚の目はおいしくて希少だからみんなで取り合いなんだよ」と教えてくださいました。蒸し暑いアーケードの下で、ハエにたかられながらランチを食べるのは、JDの私達には割と大きな冒険でした。

 

定番、マニャガハ島ではいろいろなアクティビティをし、透き通る海の中をシュノーケリング。美しかった。またここでは、若い日本人が多く働いていて、ひそかにかっこいいなあと思ったりもしていました。

 

夜、ホテルへの帰り道は日本人大学生からのナンパの嵐。リゾート地あるあるですね。若いって無敵。ウィードの売りつけも、あぶない人の声掛けも全部素通りして部屋に帰ると2室中の1室が悪臭。そして鳥肌がたちました。窓、開けっ放し…。亜熱帯のサイパンで。どうぞ想像してみてください。笑

結局1室を4人で過ごすことに。ベランダに椅子を並べて星を見ながらおしゃべりして、とっても幸せでした。私ごとですが、このサイパン旅行の寸前に当時付き合っていた彼氏から別れを告げられていました。ヨ●モトでお笑い芸人をしていた年上の彼は、彼の夢と私との将来の間で揺れていて、夢を選んだところだったのです。どんな時も友達は味方でいてくれました。この旅行中も、みんながたくさん笑わせてくれていたおかげで寂しい気持ちを思い出すことはありませんでした。

 

当時毎日のように一緒にいてくれた彼が、私よりも夢を優先したこと。19歳の私はとても悔しかったんです。実家暮らしで、学費も両親が払ってくれていて、世間のこと何も知らなくて、特にこれといった夢もなくて。彼氏にも、いやだ、これやって、あれがいい、が口癖で。そりゃこんな私よりも輝かしい未来を選ぶよな〜って納得さえしてしまっていました。彼がことあるごとにネタ帳に書き込んでいたり、ステージに立ち輝いているのを見ると、何で私にはなにもないんだろうっておもっていました。

 

自分の何かを変えたい。そんな私はこのあと、ある小さな決断をします。

続きはまた。

 

今日もすてきな1日になりますように!